新しいWindows 11 PCで校務システム(C4th)にログインできない…。
これは校務が完全にストップする重大トラブルです。
本記事では Windows 11 × C4th 特有のログインエラー に絞り、
あなたが 最短で校務を再開できる方法 を現場目線で解説します。
【最速解決】緊急時の応急処置チェックリスト
● ブラウザのキャッシュとCookie削除
古い認証情報が残っているとログインできないケースが多いため、削除後すぐ再試行。
● 別ブラウザ(Edgeなど)で試す
ブラウザ固有の問題を切り分けるため、EdgeやChromeで再ログイン。
● EdgeのIEモードが有効か確認
C4thはIE依存が残っており、IEモード未設定だとログイン不可になることがあります。
トラブル原因の切り分け(時間短縮の鍵)
① 他の校務PCではログインできるか?
→ できる場合は「特定のPC側」に原因。
② Googleなど他サイトは正常?
→ ネット接続に問題がないか確認。
③ Windowsの認証情報マネージャーに古い情報が残っていないか?
→ 「C4th」関連が残っていれば削除すると改善します。
ステップ別 詳細解決手順(簡単なものから)
手順1:EdgeのIEモード設定を徹底する(最重要)

【操作】
- Edge → 設定
2.「既定のブラウザー」へ
3.「Internet Explorer モードで再読み込みを許可」→「許可」に - C4thのURLを IEモードのサイト一覧に追加
- Edgeを再起動してログイン
【解説】
C4thは内部処理にIE依存が残っており、IEモードが必須なケースが非常に多いです。
手順2:資格情報キャッシュの強制リセット

【操作】
管理者権限のコマンドプロンプトで以下を実行:
rundll32.exe keymgr.dll, KRShowKeyMgr
表示された一覧から
古いC4th関連の資格情報を削除 → 再ログイン。
手順3:レジストリによる互換性修正(上級者向け)

⚠ 作業前に復元ポイント作成必須
⚠ 誤操作でPCが起動しなくなることがあります
Windowsのレジストリでブラウザ互換設定を直接修正することで、深い互換性問題を回避できます。
(必要であれば該当キーも追記します)
学校現場特有の原因と対策(独自性)

● 校務LAN・学習LANの分離でC4thがブロック
→ ファイアウォールログを確認し、C4thサーバーへの通信が遮断されていないかチェック。
● クライアント証明書のインストール漏れ
→ certmgr.msc で「個人」「信頼されたルート証明機関」に必要な証明書があるか確認。
● Java(JRE)バージョン不整合
→ ベンダー推奨バージョンを再インストール
→ Javaコントロールパネルでセキュリティレベルを調整(※注意点あり)
解決しない場合の「次の手」

● 一時的に旧PCへ教員を誘導して業務継続
● エラー画面・日時・PC名を記録
● C4thベンダーへ「Windows 11移行時のログインエラー」と明記して問い合わせ
再発防止の運用改善
- 入れ替え前に1台でC4th動作テスト
- GPO/MDMでIEモード設定を自動配布
- 入れ替え後は資格情報を初期化してから端末を教員へ渡す
まとめ(重要ポイント)
- ① キャッシュ削除
- ② EdgeでIEモードの有効化
- ③ 証明書の確認
この3つが、C4thログインエラー解決の三種の神器です。
最後に:担当者へのメッセージ
Windows 11移行時のC4thトラブルは、担当者のスキル不足ではありません。
OS・ブラウザ・証明書の仕様変更が重なる非常に複雑な問題です。
しかし、あなたが今回の手順を理解できたなら、
学校の校務は止まらずに回り続けます。
あなたの技術が、先生方の仕事を支えています。
必ず解決できます。一緒に乗り越えましょう。


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