授業準備中や教材サイト閲覧中、突然、
- 「ウイルス感染を検出」
- 「Windows Defender セキュリティ警告」
- 「今すぐ電話してください」
などの画面が表示され、驚いた経験はありませんか?
実はその多くは、“偽セキュリティ警告” と呼ばれる詐欺です。
慌ててクリックしたり、表示された電話番号へ連絡すると、
- 高額請求
- 遠隔操作
- 個人情報漏えい
につながるケースがあります。
この記事では、学校ICT担当者向けに「まず何をするべきか」を現場目線で整理します。
まずやること(緊急対応)
以下だけ、落ち着いて対応してください。
- 画面をクリックしない
- 電話番号へ連絡しない
- LANケーブルを抜く(Wi-Fi切断)
- タスクマネージャーでブラウザ終了
- 管理職へ報告
- 教育委員会ICT担当へ連絡
それ、本当にウイルス?
よくある偽警告の特徴
以下は詐欺の可能性が高いです。
- 大音量アラーム
- 「今すぐ電話」
- カウントダウン表示
- 全画面固定
- 日本語が少し不自然
特に、
「Microsoftサポートへ今すぐ電話」
は典型例です。
正しい対処方法

【手順1】ブラウザを強制終了
キーボードで:
Ctrl + Shift + Esc
↓
「タスクマネージャー」
↓
EdgeやChromeを選択
↓
「タスクの終了」
【手順2】ネットワーク切断
念のため、
- LANケーブルを抜く
- Wi-FiをOFF
にします。
校務ネットワークへの影響を防ぐためです。
【手順3】Windows Defenderで確認
Windows標準機能で確認します。
設定 → Windows セキュリティ → ウイルスと脅威の防止
↓
「クイックスキャン」
【手順4】怪しい通知を削除
ChromeやEdgeで、
「通知を許可」
を押してしまった場合は削除。
Chrome
設定 → プライバシーとセキュリティ → 通知
Edge
設定 → Cookie とサイトのアクセス許可 → 通知
学校現場で多い原因
教材サイト広告
無料教材サイトや変換サイトの広告経由で表示されるケースがあります。
授業前の焦り
学校では、
- 授業直前
- 成績処理中
- 多忙時間帯
に発生しやすく、慌ててクリックしてしまうことがあります。
「校務PCだから安全」は危険
校務用PCでも、
ブラウザ経由の詐欺画面は普通に表示されます。
すぐに報告すべき相手
学校現場では、まず報告が重要です。
報告先
- 校長
- 教頭
- 教育委員会ICT担当
- ネットワーク保守業者
伝える内容
- 発生時刻
- 開いていたサイト
- 表示内容
- スクリーンショット
やってはいけないこと
NG行動
- 電話する
- 警告をクリック
- 遠隔操作を許可
- 個人情報入力
- クレジットカード入力
再発防止のポイント
- 「警告が出ても電話しない」を周知
- 教職員向けミニ研修
- ブラウザ通知の定期確認
- フィルタリング見直し
参考になる公的機関サイト
IPA(情報処理推進機構)
「偽セキュリティ警告」注意喚起
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
警察庁 サイバー警察局
サポート詐欺に関する注意喚起
警察庁 サイバー警察局
Microsoft公式
Microsoft Defender の基本情報
Microsoft サポート
まとめ
- 「Windows Defender警告」の多くは詐欺
- 電話・クリックはNG
- ブラウザ終了 → ICT担当へ報告が基本対応
ICT担当者の方へ
学校で突然この警告画面が出ると、本当に焦りますよね。
特に校務PCでは、
- 成績
- 個人情報
- 校務データ
など重要情報が多く、「感染したかも…」と強い不安を感じやすいです。
しかも、こういうトラブルは決まって、
- 授業直前
- 放課後
- 年度更新時期
など、一番忙しいタイミングで発生します。
私自身も、放課後の職員室で、
「変な画面が消えません!」
と呼ばれ、何度も対応してきました。
ですが、多くの場合、
“慌ててクリックしない”
だけで被害は防げます。
学校ICT担当者は、問題が起きた時だけ目立つ仕事です。
しかし、あなたが冷静に対応しているからこそ、学校の日常が守られています。
今日も本当にお疲れ様です。


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